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岡崎コレクション Presented by 青経連
Okazaki collection by SEI KEI REN

企業インタビューページは、青経連と岡崎女子短期大学による産学共同事業です。
岡崎女子短期大学生が青経連加盟の各企業を取材し、学生の視点で発見した各企業の魅力を発信するページです。

企業インタビュー

株式会社 花徳
 加藤雄一郎 様

感謝の気持ちをお届けする、お花の贈り物

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まずは創業の歴史について教えてください


私の会社は、私の先代(父親)が始めたのが1969年なので今年でちょうど50年になります。創業の歴史は現在で50年です。


創業当時の状況を教えてください


創業当時、今みたいに華やかな感じのお花屋さんではなく、どちらかというとぼろぼろな建物で、長屋の一角で住まいと店が一緒で作業場兼店兼居住空間のような感じだったのを覚えています。一緒に働くスタッフもおらず、両親二人だけで頑張っていたような記憶があります。


どのタイミングで店を移動したのですか?


父親が始めて9年目くらいに前の場所からこちらに引っ越してきて、今の建物の土台になるところを建てました。今は店の前の248号線が開通していますが、当時は山があって道がつくられていませんでした。父親がこれから道ができるだろうという予想の中で建てたそうです



創業当時に苦労されたことはございますか?


創業当時のことを先代(両親)に聞くと、私の子供のころの記憶でもそうですが、仕事はとにかく忙しかったです。特にお葬式の仕事は忙しくて、両親はずっと働いていました。朝も6時くらいから仕事をしていましたし、帰ってきたときも、「ただいま」と働いている両親に言いながら二階にあがっていました。夜も9時10時までやっていましたから家族の団らんがなかったような気がします。そういう意味では、苦労というと働くことに精一杯だっただろうなとは思います。でも当時の風潮でしたから皆同じだったと思います。


いつからお店を継ごうと考えていたのですか?


自宅が花屋なので、自分が小中高の間、学校行く前と帰ってきたときにずっと一生懸命働く両親を見ていました。自分も将来やらなければならないという考えではなく、当たり前にやるのだという感覚がもうついていたので、小学校1年生のときの文集に将来の夢は花屋さんだと書いてありました。このころからそのような感覚になっていました。そう思わせた両親がすごいなと思います。


先ほど苦労したというのをお聞きしたのですが、どのように乗り越えましたか?


私は21歳の時に入社しましたが、そのころ両親がやっていたような働き方はしたくないと思いましたし、今でも思っています。それは、もっと効率よく出来るのではないかという考えからです。もっと言うと、社長が最前線の現場でやっていくことは、一緒に働いてくれるスタッフに失礼じゃないかなという考えに至りました。


経営理念について教えてください。


うちは花を扱っていますが、花屋だから「花」というキーワードを入れたくはありませんでした。理念とはそういうことではありません。我々はプロとして感動を作り出すのです。感動のコーディネーターのような意識をもって、結果として媒体に使うものが花なのです。我々が存在することでその地域の人や、スタッフ、家族、みんなを幸せにできる会社にしたいと思っています。根本的な考えがそこにはあります。
例えば何らかの理由で当店が無くなったときに、花徳さんがなくて困ったと言ってもらい続けられるような状態でいたいと思っています。そのためには、必要とされ続ける存在であることが当然の責任だと思っています。
スタッフ全員が同じ考えをもっていけたらより良くはなりますが、なかなか浸透しているようでしていません。その辺りが僕のしっかりやっていかないといけない役割です。


経営理念につなげて、キャッチコピーが花のデパートでありロゴマークにも

こだわっている理由やエピソードを教えてください


花のデパートということは、大切な人にちょっと高級なものを購入できるような、そういうお店であり続けたいのです。そう感じさせるロゴが良く、ロゴでお店の印象は大きく変わります。


7年前にロゴを作ったと仰っていましたが、どうしてそのタイミングでロゴを作ろうと思ったか教えてください。


その時に店を改装し、同時にブランディングをしっかり構築していきたいと思いました。ブランディングというのは、お客様が「このロゴを見たら高級な雰囲気を感じるな」と思わせることや、あそこに行ったらこういうものがあるというのを様々な形で伝えていかなければなりません。
当時、改装する前は店の雰囲気が暗いと言われていました。暗いという言葉は店にとって致命的だと思います。だから昼間でもまぶしいぐらいの明るい蛍光灯を付けました。花に色があるから壁は白にしました。このロゴを見たら花徳だと分かってもらえるようにしたいということでデザイナーさんに考えていただきました。ロゴと店の雰囲気、置いている商品や接客でブランド力を高めていきたいと強く思っていたので、それを形にできたと思います。

例えば、明日おしゃれなパーティーに行くという時、量販店に服を買いに行くのではなく、高級な専門店に行こう、となりますよね。花屋さんも様々な花屋があります。苗を中心に売っている花屋さん。お墓の花を中心に売っている花屋さん。そういったように花屋さんにもそれぞれのスタイルがあります。
高級ギフトに特化したお花を展開していくことがうちの存在の価値です。だからお店のBGMもこだわって、ジャズを選んでいます。

会社名の由来を教えてください


花徳なので徳川家康かと思うかもしれませんが、ただ単に父親がお世話になった人の名前からもらった「徳」という文字からです。でも、県外の人には徳川家康からとったと言うようにしています。印象を残して相手に覚えてもらえるほうがいいかなと思います。


今やっている仕事内容について詳しく教えてください


一時、お葬式の仕事が増えてしまった時もありました。とある葬儀屋さんに売り上げの大半を依存していたところがあり、もしこの葬儀屋さんの仕事が減ってきたときにうちも一緒に倒れてしまうのは怖いのでそれは避けるべきだと思いました。今はここのパイは減ってきているのですが、それと同じくらいの大きさのパイを持った取引先をたくさん増やして、売り上げとしては一番ピークの頃くらいには戻しています。分かりやすく言うとお葬式の仕事、結婚式の仕事、あとは店売りなどです。店売りと言っても店に来る人だけのように思うかもしれませんが、企業さんから電話やFAXでの注文、月末で絞めて請求書を送るというお客さんも多いです。ちょうど今、この三つが同じくらいですね。その中でも一番多いのが店売り系となっています。


どの時期が一番売れますか?


単発的に売れるのは母の日がある5月や、3月の送別、卒業式です。3月30,31日が平日だと地獄のような毎日になります。春になると少し忙しくなってきて、あとは8月もお盆があるので忙しいです。花屋というのはそういった物日があるので、そこをもっと攻めていってお客さんにアプローチできたらなと思います。


母の日のギフトで、お花とセットで何かを一緒に販売したことはありますか?


今は取り組んでいませんが、前はケーキ屋さんと、花とケーキのセットを販売していました。それをケーキ屋さんの方でも売って頂いて、こちらでもケーキの受け付けをしたりもしましたけれど、やめてしまいました。
でもちょっとしたプラスαでセット販売するっていうのは、良い取り組みですよね。


近頃の、新しく取り組んでいらっしゃるサービス等はありますか?


東岡崎の、オトリバーサイドという新しくできたエリアのホテルの一階で支店をオープンします。
毎日通る1000人くらいの人たちを何とか惹きつけるために、デイリーフラワーという取り組みを行っています。最近でいうサブスクリプションですね。月額1500円程度で毎日花を一本。月額3200円程度で月に4回1個1500円くらいのブーケ。正直全然利益にはなりませんが、店に寄ってくれるきっかけにはなるかもしれません。そうすると、何か贈り物をしたい時にうちを選んでくれるという状態を目指します。
同時に『花がある生活』というものを体験してもらうという狙いもあります。


店に置く花はどうやって(どのような基準で)選んでいるのですか?


季節感のあるもの、丹精込めて良いものを作られる生産者さんを選んで、高くても品質を重視したギフトにふさわしいものを仕入しています。

ネットショッピングも開いていらっしゃると思うのですが、やはりそちらから注文されて購入されるお客様も多いのですか?


そうですね、最近は特に増えてきました。でも、私の考えとしてはあまりネットショッピングをやりたくないのです。

それは何故ですか?


買い物かごの売り方をしたくないのです。だからうちのサイトには買い物かごがありません。理由は、電話でもいいから必ずコミュニケーションをとりたいという思いからです。だから、FAX用紙をうちに送ってもらうといったやり取りは結構多いです。

何かしらのひと手間をくわえるのですね?


そうです。そうやってお客さんと接することで、より良い商品を提供したいなという思いからそうさせてもらっています。ちょっとしたことでアレンジの幅がある花だからこそ、しっかりと話さないと責任を果たせないと考えています。


加藤さんのことをお伺いしたいのですが、会社に入られる前は何をしていらっしゃいましたか?


僕は跡を継ぐのは当たり前だと思っていたので、経営の専門学校を卒業してすぐ花屋の修行に大阪まで一年半くらい行きました。なので、花屋の世界しか知らないのです。

他のなりたいものや、職への憧れなども一切なかったのですか?


ありませんでした。


花の修行というのは、具体的にどのようなことをしていらっしゃったのでしょうか?


簡潔に言うと、よその釜の飯を食う、みたいな感覚です。卒業してそのままここに就職してしまうと、『家』という認識を持って甘えてしまうので、それを払拭するために修行していたというのも理由の一つですね。スタッフさんたちは人生をかけてここで働いてくれているので、自分もそういう経験を積んで使命を背負っているという意識を持つためによそで勉強していました。
修行は良いですよ。今は修行に行かせるくらいだったら自分の店で戦力としてすぐに働かせるところも多いようです。でも、そのすぐに働かせた瞬間と2年3年修行してからするのとでは全然違うのです。その差は大きいと思います。だから今でも花屋の仲間には修行を勧めています。


今の仕事観に大きく影響する出来事はありましたか?


一つは、名古屋の花屋の組合の青年部に22歳から入っていて、30歳くらいから会長もやらせて頂いたのですが、そこで活動する中で様々な勉強をさせて頂きました。経営についての講師の方を呼んで、経営理念や決算書、計画の立て方等々経営者にとって大切なことを教えて頂きました。

もう一つは、実はあることがきっかけで今私は現場に出ていません。
昔は葬式の現場や店にも立っていましたが、今は繁盛期のみ店にいるようにしています。
一番店に立っていたら駄目だと感じたことは、うちのスタッフがお客さんに値切られても譲らない場面にたまたま通りがかった私は「消費税分だけなら良いですよ」とまけてしまったのです。突然現れた社長が勝手なことをするのはスタッフに失礼だと後から反省しました。
働いてくれているスタッフの働き甲斐を奪わないようにしようと決めました。


あなたの会社で、「同業他社と違う」といえるところはありますか?


他の花屋さんはどちらかと言うと仲間に近いです。
わざわざ他の花屋さんを見に行ったりはしません。
私は、花は最後のツールだと思っています。花を売るためにやっている店も多いですが、うちは相手に喜んでもらえるように最高の花ギフトを通してお客様の気持ちを伝える役割を果たしたいと思っています。


現在の事業内容で、学生の意見を取り入れられることがあるとしたらどんなことがありますか?


今のトレンドを意識していかなければならないと思っています。
最新の情報を取り入れ、合理的且つ効率的に商品を開発することが課題となっています。
学生さんの広い視野や違った角度からの意見はとても参考になります。


最後に、夢や目標があれば教えてください。


私と少しでも接した人が幸せになってほしいと思っています。
おこがましいけれど、私とご縁を持っていただいたことによって幸せになってほしいと思います。
特に働いてくれているスタッフには強くそう感じています。
より良い生活を営んで欲しい、それを実現させてあげることが私の役割だと思っています。
自分の周りが幸せであれば、最終的に自分が幸せになれるので、自分にも戻ってくると思います。


学生

企業情報

企業名

株式会社 花徳

代表者名

加藤雄一郎

所在地

〒444-0821
愛知県岡崎市庄司田1−11−9

TEL

0564-51-0087

FAX

0564-51-6958
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