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岡崎コレクション Presented by 青経連
Okazaki collection by SEI KEI REN

企業インタビューページは、青経連と岡崎女子短期大学による産学共同事業です。
岡崎女子短期大学生が青経連加盟の各企業を取材し、学生の視点で発見した各企業の魅力を発信するページです。

企業インタビュー

株式会社 鈴六
 鈴木和人 様

昨日の服を追い抜く

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貴社の主力業務について教えてください。


販売アイテムはブランド古着、一般古着(輸出向け)、ウエス原料、ウエス製品、手袋類、反毛原料です。


創業から現在までの、会社の歴史について教えてください。


1919年に資源回収業者(クズ物問屋)として鈴木六衛門商店を創業しました。そして1920年代にワラ、紙、鉄、布、ガラス、ビンをリヤカーと自転車で各家庭から集めて資源として販売を開始しました。1960年代には古紙部門を分離し三商紙業を設立、扱いは金属と繊維に集約され、そして布団の中綿のリサイクルが世の中に興隆しました。1980年代に柿田町にある三か所の倉庫で反毛原料胴元として地位を確立、中古製品の選別輸出を関東の専門商社・同業者とスタートしました。2000年代に大手同業者の加工場の海外移転が多くなりました。


会社の自己紹介をお願いします。


従業員は44名で女性のほうが多く、平均年齢は36歳で、3年前は52歳ぐらいでした。
休みは年間で121日です。
私が事業を継承してからは、事業を拡大するためにスタイルを変え、若い人が長く働けるように社会保障の制度を手厚くしました。特に選別の業務では高度なノウハウの蓄積が必要であるため、従業員に安心して長く勤めてもらうことが大切です。また、急な病欠者が1名出た程度では、生産性の下がらない仕組みにもチャレンジし、道具やルールの工夫でどれ位生産性を上げられるかについて追求しています。

鈴木様の自己紹介をお願いします。


28年間、東京の大手アパレルで複数の業務を経験しました。3年前、50歳を契機に家業を引き継ぎました。


長く続けていたアパレル会社を退職し、家業を引き継いだ理由は何ですか。


アパレル企業に勤めていた頃はショップの店頭にはおらず、本部で勤務していました。その頃から前社長である兄より手伝ってほしいと言われおり、兄と年が離れているので引き継ぐことを考えていた時に、28年間勤めていた会社で希望退職者の募集があったため、思い切って退職し家業を引き継ぐことに決めました。子どもの受験の時期とも重なったため、家族を関東に残して単身赴任で岡崎に来ました。


会社を継いでみて、最も大変だったことは何ですか。


業界の標準値がわからず、基準が掴めなかったことです。そのため、同業者の社長の方々から教えていただいた他、業界紙の過去の記事などにたくさん目を通して勉強しました。現在でも業界に関わる勉強会やセミナー等には継続的に参加しています。もう一つは人材が足りないことです。


「自社工場内でワンストップ」でサービスを提供されているのが特徴とのことですが、そのメリットについて詳しく教えてください。
≪複数のことを1か所で処理できる=ワンストップ≫


高い品質を保持できることがメリットです。一定の規模を持っている同業他社では、選別の業務について東南アジア等の海外の工場で行うなど、海外工場で行うケースがほとんどですが、当社では原料となる古着を会社のこの場所に入荷し、その後出荷するまでどこにも外に出さないで加工することができます。それにより高度な品質管理が可能となるのが強みです。

今後のビジョンを教えてください。


A. 安定した利益を出して、設備を更に更新し、売上を伸ばし続けたいと思います。また、1ヶ月前にはネット販売も開始しましたが、将来的には自社製品の品揃えで東京の千駄ケ谷に古着のショールームを作り、完全予約制でお客様のニーズに合わせた品ぞろえを提供したいです。


最後に、学生に対してアドバイスをお願いします。


社会人になっても勉強する方は非常に勉強しており、その差はすごいものがあるなと53歳になって感じています。現在、IoTや自動運転など新しいテクノロジーがどんどん開発されいますが、若い方達の未来はテクノロジーにより明るく開かれるものになっていくと思います。皆さんも時代の変化についていくためにも、ぜひ勉強を続けてください。


ありがとうございました。

今回取材をして学んだことは、意識の違いです。取材をさせていただいた鈴木様は、「就職してもなお、日々勉強です。」とおっしゃっており、自ら同業者(経営者)の方に話を聞いたり、過去の新聞を読んだりし、業界の標準値を知り、品質選び、人材集めまでしていたということなので驚きました。また、流行なども考慮して何年後かのプランも見据えているとおっしゃっていました。その中で私達は、今のまま満足するのではなく、自分なりに勉強し、日々成長していくことが大切だなと思いました。また、興味があるものだけではなく、それ以外の分野も勉強して知識を広げていくことで、自分の世界も広がるのだと学びました。

杉本 光里
鈴木 萌々香
須藤 早紀
外山 楓
森 好未

企業情報

企業名

株式会社 鈴六

代表者名

鈴木和人

所在地

〒444-0007
岡崎市大平町字下堤73-1

TEL

0564-21-5305

FAX

0564-21-5474
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・㈱こもれびネットワーク

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・鳥居(稔)石材店

・株式会社 たげんご

・農業生産法人 磯田園製茶株式会社

・美容室 BE-CRAFT(ビークラフト)

・尾崎工業株式会社

・株式会社片岡機械製作所

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