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岡崎コレクション Presented by 青経連
Okazaki collection by SEI KEI REN

企業インタビューページは、青経連と岡崎女子短期大学による産学共同事業です。
岡崎女子短期大学生が青経連加盟の各企業を取材し、学生の視点で発見した各企業の魅力を発信するページです。

企業インタビュー

地方卸売市場 岡崎魚 株式会社
 瀬脇 智浩 様

魚屋さんに魚を売る魚屋さん

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創業から108年という長い歴史をお持ちですが・・?



実はもう少し長いんです。昭和51年に創立75周年という記事が出ているので、正しくは113年です。一番初め当社は上肴町(現在の天馬通1丁目)にありましたが、昭和45年9月の2度目の引っ越しで欠町に移転し、現在に至っています。前あった場所では台風による社屋の全壊、その数年後に火災で全焼するという災難にも見舞われています。



社長はどのような人がなるのですか?



仲買人(組合員)さんの中から選ばれた方々が当社の役員になり、その中の適任者が社長になります。仲買人(買い手)でありながら、社長(売り手)の業務も行っています。でも近年、経費削減で役員の数を減らした為、社長の下が私になってしまったので、次は私かな…、とか図々しくも思ってます。



昔の社屋はどんなものだったのですか?



二階建で二階が一つの大広間だったので、そこで仲買組合の総会や当社の株主総会をやったりしていました。何故か布団があったので、夜番さんが二階で寝ていた時代もあったのでしょう。夜番というのは、営業時間が終わり、一般の社員が退社するのと入れ替わりに出社して、翌日の朝、一般社員が出社するまでの間の荷受けをする専門の社員です。数年前、運送会社に一般社員が出社する5時頃に来てくださるように何とかお願いして、夜番の制度は廃止しました。


この会社で今まで大変だったことが「今年一年」ですがなぜですか?



少なくとも私が入社(平成10年)してからは、毎年がそうです。何故なら仲買さんの数が毎年どんどん減ってしまっているからです。そもそも卸売市場には市場法という法律があって、卸売市場は登録された仲買人にしか物を売る事ができません。その限られたお客さんがどんどん減っているのです。新規で入会してくださる方より廃業等で脱会する方のほうが多いです。残っている仲買さんからの売り上げだけでは厳しいのが現状です。1人当たりの買い高も随分減ってしまいましたから。廃業されるのは魚屋さんが多いです。大手スーパーにお客さんが集中し、当社の仲買さんのような小規模スーパーや個人店からの客離れがますます進んでいるからです。魚の品質では絶対負けませんが、品数の多さや駐車場の広さではかないません。料理屋さんと違って後継者のいるお店も少ないですし。現在、仲買さんは150番までいますが、脱会された方の番号は帳面の間違いを防止するために欠番にしているので、実際は73軒まで減っています。内陸にある市場(消費地市場)なので、港にある市場(産地市場)と違い二度三度と人の手を経てその分商品の卸値も上がります。買い手が減ったため荷も集まらず、市場としての魅力が薄れていると思います。この市場を再び魅力あるものにするにはどうしたらいいのか、いつも考えています。



第一次産業の低迷が懸念されていますが影響はありましたか?



影響はすごくあります。第一に、昔ほど魚が取れません。海産資源は間違いなく減少しています。漁師さんも経費がかかるばかりで儲からないし、後継者問題もあり廃業していく方も多く、浜の荷物(海産物)も少なくなっています。しかし当社における更なる問題は、第二次産業である、三河湾にある漁港から荷を仕入れてここに売りに来てくれる荷主さん(浜の荷主さん)、の減少です。現在そういった小さな荷主さんが8件ほどいらっしゃいますが、後継者がいるのは1件だけ。皆さんご高齢なので、このままでは近い将来、浜の荷主さんは1件だけになってしまいます。その結果、第三次産業(仲買人)も更に低迷してしまいます。新しく荷主さんを探そうにも、この市場で儲けの出る値段で売れるのか、等の問題があります。うちは仲買さんが少ないせいでかなりの買い手市場になっており、浜で仕入れた値段より安くなってしまう日もあるほど儲けを出すことが難しいのです。1人の仲買さんに対して3人くらいの荷主さんが魚を売りにいっているような感じになってしまっています。皆、昔から来てくれている荷主さんばかりで、長い付き合いだから儲からなくても来てくれています。



これから新しいことにチャレンジしていこうと思いますか?



今までは何にもしなくてもそれなりの売り上げがあったので企業努力をあまりしてこなかった当社ですが、これからは現在の社業のあり方を見直すのと同時に、新しい事にも積極的に取り組んでいきます。もちろん不安はありますが、楽しみでもあります。その中の一つがネットの活用です。



新しくチャレンジするならネットの活用とのことですが、どのように活用していきたいですか。

現在、当社はネットとは全く無縁の状態です。今頃?という話でしょうが、ホームページを作ってより広く情報の発信をしていきます。ネットで直販をしたいとも思うのですが、市場法での規制があったり、仲買人さんの商売の妨害になるのでは、と考えたり、難しいです。それに通販で海産物を届けることはすでに多くの業者がやっていて激戦状態です。やるなら何か当社独自の面白い物がいいです。コンブで出来たタオルとか。ネットは社業に新しい可能性を与えてくれるツールだし、有効利用して売り上げアップに繋げていきたいと思っています。



一般開放しないのですか?



こちらはすでに細々とですが始めています。まず第一歩として、食堂を増やしました。昔から一般の方にも開放されている食堂が敷地内に一軒ありまして、毎日けっこうな数の一般のお客さんが来てくださっています。そこで更なる集客を狙って、当社の仲買さんからの出店者を募り、もう一軒今年の7月にオープンしました。こんな調子で次は鮮魚店を、八百屋さんを、花屋さんを…などと勝手に夢見ています。当社としても前述の問題(市場法、仲買人とのこと)をクリアできればぜひ直販所を設けたいです。テント販売なら保健所の許可も比較的楽に取れるそうです。今回、当社に取材に来てくださった生徒さんから、豊橋魚市場さんの一般開放への取り組みをお聞きしました。私も今年は安城・豊田・瀬戸・豊浜と近隣四件の魚市場さんを視察させていただきました。そこでキラキラッと光って見えたことも参考に、新しいことをやってみたいです。


~感想~
このたび岡崎魚株式会社様へインタビューをさせていただき、社員の皆さんが和気藹藹としていて、自分たちが就職したらこのような環境の中で働いていけたら充実した生活が送れるのではないかと思いました。また、瀬脇様は、どのような質問にも丁寧にわかりやすく説明してくださり、とても明るくまわりの人を笑顔にしてくださる方でした。そんな瀬脇様だからこそ、今後いろいろな企業と協力して近隣住民の方々に愛される魚市場に発展していくのではないかと思いました。私たちはインタビューを通して、漁業の現状がわかり、大変貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございました。

インタビュアー・記事編集:現代ビジネス学科 1年生 佐々木、市川
撮影:現代ビジネス学科 1年生 加藤、柴山

企業情報

企業名

地方卸売市場 岡崎魚 株式会社

代表者名

小木曽 進

所在地

〒444-0011
岡崎市欠町字河原田1-3

TEL

0564-21-1151

FAX

0564-21-1154
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