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岡崎コレクション Presented by 青経連
Okazaki collection by SEI KEI REN

企業インタビューページは、青経連と岡崎女子短期大学による産学共同事業です。
岡崎女子短期大学生が青経連加盟の各企業を取材し、学生の視点で発見した各企業の魅力を発信するページです。

企業インタビュー

㈱こもれびネットワーク
代表取締役 飯田光明 様

「愛する者はくじけない。そういう大人の背中を見せることが、教育だと思っています。」

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創業はいつからですか?



平成24年2月です。


会社名の由来を教えてください



創業時の職員が決めました。当時は創業準備ばかりに頭が行っていて名前は何でも良かったからです。


創業されたいきさつについて教えてください。



最初の仕事はRight onという服屋の店長をしていました。そこを辞めた後、これからどうしようかな、外国にでも言って裸足で生活しようかな、とか思っていたのですが、たまたま新聞に介護の学校の話が載っていて興味を持ち、その専門学校を卒業した後、トヨタ系の介護施設に就職しました。その後、一社を挟み、創業したのはその2年後で、今3年目になります。

こちらの「みつばち」「バンビーノ!」を利用されるのは、どのような方ですか?



「みつばち」は基本的に中学生以下の方が利用されています。知的、身体的な障がいを有していると、学校教育だけではどうしても児童の発達に必要な教育が不足する為、放課後にそれを補う為に利用する教育機関となります。
「バンビーノ!」は障がいのある人をお預かりして日中を楽しく過ごす機関として、子供を中心に上は64歳まで受け入れてます。
当社施設の利用者は、他施設と比較すると全体的に障がいが重い子が多いのですが、介護福祉士や特別支援学校教諭など、若くても専門性の高い資格を持ったスタッフがチームを作り様々なケースに対応出来るようにしています。100の個性、障がいに対応できるよう、自分たちのレベルアップを常に意識し努力しています。


初めてお伺いしましたが、自分が考えていた介護のイメージが崩れました。



当社は少し特別です。およそ20名の職員が平均年齢25才くらいと若い職員で構成されている為、普通では大変だろうな~と思うような仕事も学校の文化祭の前の準備のような、ワクワクするような楽しい雰囲気、勢いで、みんなで結束して元気にやる感じです。うるさいくらい元気がある。大きい企業ではなく小さい組織ならではの持ち味かなと思います。服装も動きやすく仕事をするのに差し障りがなければ、自由におしゃれにして頂いて構わないです。清潔感さえあれば、個人の判断に任せています。服装を自由にすることで、顔と名前を覚えて頂けて、職員のひとりひとりの人柄を理解して頂ける機会もあると思いますから、各人どんどん個性を出していってもらいたいと思っています。


この仕事の楽しみは何ですか?



楽しみは子供の笑顔です。障がいがある子供はどうしても行動に制約があるのですが、そういった子供たちを私が子供だった時のように遊びながら、楽しみながら成長して欲しいと考えています。子供は子供らしく、遊び、学び、出来れば泥だらけにしてあげたい、というのが願いです。こんなことできたんだよ!というような笑顔が見られた時、本当に嬉しいです。私自身、元子供の代表として、子供達に、子供の時はこんなに楽しい!ということをいっぱい伝えていきたいです。


前職の経験などで、今に生きていることはありますか。



人間関係や経営のことで学んだことが多いです。そして、介護の仕事は多くの人が思われるであろうイメージと私が見た現実の介護の世界は、かなり違うという事を肌で感じました。それが起業するモチベーションになりました。


日常の業務の中で、特に心がけていることなどありますか。



自論ではありますが、教育とは、子供たちに大人が背中を見せることだと私は思っています。この施設では毎日欠かさず宿題をやる子供が大勢います。周りの人が遊んでいても必ず宿題をします。何故なら、障がいがある子供は親から宿題をやることを教わったからです。ただ教わったという訳じゃなく、それは親が必死に愛情を込めて決してあきらめずに教えた積み重ねです。そして宿題をやるという習慣自体を必死に覚え、身に着けたからです。障がいがあるが故、誰よりもその習慣を忠実に守ろうとします。それを教える立場の我々、先生と呼ばれる大人が嫌なことなどを毎日、誰かのせいにして、やりたくない宿題から逃げていないだろうか?が、出発点でした。大人が毎日、当たり前に宿題をやれば、勉強しなさいと言わなくても、子供はその背中を見て勉強することが当たり前になると思いました。いつでも「自分の背中を見ておけよ~」と笑いながら言える大人が当たり前にいる施設が、私が目指す教育現場と思います。そういう施設に出来るように心がけています。


子供たちと接するうえで、特に心がけていることはありますか。



私達は子供達の「誰にも見つけられないような良いところを探せるような関わりをする」ことを心がけています。靴を揃えたら、当たり前にせず、声に出してしっかり褒める。部屋の電気をつけたら当たり前にせず、自分から行動を起した事を声に出してしっかり褒める。子供達の良いところを毎日見つけ、親御さんにも報告出来れば、障がいがある事で、どうしても自信というものを失いがちな子供、親御さん達も少しずつ笑顔や自信を持って未来を見て頂ける。だから、私達は「誰にも見つけられないような良いところを探せる」ような大人になりたいんです。
また、様々な体験が出来るように工夫しています。例えば、井戸から水汲みが出来るような畑を2つ借りて種植えから収穫、そして収穫した野菜を授業でクッキングするなど、野菜が自分の口に入るまで、一年間に渡り、どうやって出来るのか?を、体験するというストーリーをしっかりと経て行うようにしています。実際、収穫した野菜を、親御さんにお土産で持って帰る時など、子供は「どう?」って、「自分が作ったんだよ」っていう誇らしげな顔するらしいんですよ。自慢したくてしょうがない。私達からすれば、嬉しい限りです。このように褒められる経験、自信が持てるような様々な体験をいっぱい積ませてあげたいんです。
この子たちが大人になった時に、誰かは分からないけど、畑でカブとかさつまいもを一緒に掘っていた大人がいて、なんで照りつける日差しの中、日焼けしながら掘っていたのか、思い出せない程、遠い記憶だけど、なんかその時は楽しかったなと思って貰えれば、嬉しく思います。

会社の中や、職員の方たちの間で徹底していることなどありますか。



例えばあと五分で仕事が終わるとか、悪い意味で時計を見ながらの仕事はしていません。今日しっかりここまでやろうって決めたのならみんなしっかりやる。大人なんだから自分で決めた事は最後まで責任を持ってやる。できないなら、誰かに頼んででもやる。というような会社です。当たり前のようですが、実際はやってみるとかなり大変です。自分で決めた以上、妥協というものはないのですから。しかしそういう姿を子供たちに見て欲しいと思っています。あとは、これも自論なのですが、「小は大を兼ねる」という事があると思っているので、まあいいやと思うような小さいと思う事をしっかり積み重ねて、徹底出来るようにしています。例えば床にごみが落ちていても大人が一日中見て見ぬふりをしていたら、子供達も真似するんです。これはとても恥ずかしい思いをします。小さなごみを拾えない人は部屋もきれいではないかもしれない。自分の机もマネージメント出来ないで、子供たちに、お片付けをしてというのもナンセンスな話です。説得力に欠ける。だからそういう所は結構しっかり言いますね。私は細かいので、厳しいことは厳しいです。だけど、それが一番の教育だと思うんです。子供達の教育というより、我々、大人の成長の為の教育と思っています。


創業するにあたって、周囲の反応はいかがでしたか。



最初は事業を行うこと自体が夢物語だと笑われました。出来る訳ないって。偉くもなくお金もない奴が何を言っているんだと。馬鹿じゃないのかって。だけど誰かがやらないと困る人がいる事はよく知っていたんです。ただ困るだけの話ではなく、もし自分が人の親だったらという視点で考えた時に、やっぱり自分の子供は、何にも代えがたい程、可愛いのです。どうしても可愛いのです。そんな可愛い子供に対して、親は困るのではなく、そして可愛いだけでもなく、時には本当に苦しいのです。それが、こんな私でも理解できる世界がありました。だから損得ではなく必死に頑張ってくれる人がいたら、その苦しみが少しだけ少なくなるのかなと思いました。だったら私がその「少しだけに」なりたいと思いました。
「愛するものはくじけない」何度も心の中で繰り返しましたが、間違いなく成功させるつもりで、創業しました。必ず、成功させられる!と言い切れるだけの努力は、当たり前にしてきたつもりでしたので、創業に対しての不安はなかったと思います。ただし、継続するという部分においては、努力だけでは、とても足りなかったです。
元よりひとりの信念では出来ない仕事といいますか、チームで動く仕事です。
その上で、私が私の大切な何かを、子供達や仲間や会社の為に、簡単に、そして潔く捨てられなければ、守れない程、厳しい世界でした。私は至らない所が多い人間です。その分、うちの職員に支えてもらい、助けてもらい、なんとか今日まで来れていると思います。
たったひとりで、何とかしたいと思ったのが、わずか三年前のことで、それから毎日何をしているのか、わからないくらい忙しく過ごし、無我夢中だったのでしょうか?いろんなものを捨てて頑張ってみて、ふと気が付き後ろを見たら20人以上もの仲間に支えられていました。0人ではなくて良かった(笑)が、正直な感想です。
そして気が付いたら、愛するものではなく、「愛されるものも、またくじけない」と素直に思える程、私は過分に愛されているように思います。本当に感謝しています。
不器用な方なので、努力しか出来ないですし、権力もお金もないので、社長と言っても何も格好良いもんじゃないですけど、そういう人間らしい姿を子供に見て貰えれば良いのかなと思います。


今までの事を踏まえて、今後の展望をお伺いしたいのですが。



島とかで子供達とキャンプをして過ごしたり、海で泳いだりそういうことをやってみたいです。島とか田舎に行って、そこで夏休み期間だけでも一緒に海で日焼けするまで遊びたいですね。ただ、人によっては環境が変わることでパニックになってしまう子がいるので、まずは少しずつスモールステップを踏んで、その目標まで行きたいと思います。一晩泊まるだけでも個人差はありますが、何年もかかる話かと思います。今居るこどもたちが小学校卒業するくらいまでには、一緒に川でキャンプとか海の家とかに泊まれたらいいなって思います。思いっきり自然の中で遊んだ経験から、学んでいってほしいと思うので、冒険的ではありますが、そういうのをやりたいですね。今年の夏に子供達と、①カブトムシを取りに行く②スイカをお腹一杯ごちそうする③日焼けをさせる④バーベQをやる⑤花火を夜にすると5つ程約束をしたので、時間は掛かっても必ず実現したいです。大人が嘘をつくわけにはいかないですね。介護や保育の世界では、どうしても制度上の厳しい制約があって出来ることが限られてしまうのですが、それでも諦めずに出来ることを考えて行くのが自分たちの仕事だと考えています。



~感想~

今回取材させていただいて、誠実さと継続していくことの大切さを感じました。飯田社長やスタッフの皆様の真摯に仕事に向き合う姿勢がとても勉強になりました。貴重な機会を本当にありがとうございました。

インタビュアー・記事編集:現代ビジネス学科 1年生 天野
撮影:現代ビジネス学科 1年生 醍醐、福岡

企業情報

企業名

㈱こもれびネットワーク

代表者名

代表取締役社長 飯田 光明

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0564-74-0999

FAX

0564-74-0999
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